頭のいい人

頭のいい人の特徴は何か。

会社に入ってから、つくづく自分は頭が悪いなあと感じる。周りができる奴ばかりで卑屈になってしまう。

新人研修の一貫で、プログラミングを習っているのだが、隣に座っている女の子の理解力に驚愕している。確かに彼女の経歴から学力が高いことははかり知れるが、まさか自分とここまでの差があるとは思ってもみなかった。彼女は、一度教わった内容を理解し、応用することができる。また、形としてアウトプットできる。一方、僕は内容は理解した気になっているだけ。演習課題をやる時に初めて本質を理解していないことに気づく。

僕と彼女の大きな違いは、学習における内容の理解度の差である。もう少しわかりやすくすると、学ぶ事柄の本質を理解するという点において、僕は足りていない。きっと、学ぶ内容の目的、前後の繋がりをしっかりと理解するクセが、彼女にはついているのであろう。

 

僕の一番の問題は、「分かった気になっていること」である。元々テキトーな性格であるため、勉強でも、なんとなく理解すると、全てを理解した気になってしまう。そのため、少なからずあるはずの不明点を解決せずに新たな内容を学んでしまうのである。この問題は、過去の自分の成功体験に基づいている気がする。正直、私は昔から、そこまで大きな挫折を味わった事がなかった。学んだことも、完璧に理解していなくとも、平気だった。自分よりも周りの人の方が理解度が低かったから、妙な安心感を感じて、本質の理解というステージに達する経験がなかった。

では、今後どう解決すればいいだろうか。

 

僕が出す答えは、「アウトプット」。

学習した内容を利用して、何らかのアウトプットをすること。それも学習したことを利用することを意識してアウトプットする。過去に学んだ内容も組み合わせて、学習したことの全体感、繋がりも意識する。

こうすることで、理解度がどの程度のものか、計ることができる。アウトプットの大きさは問わない。

 

どう考えても、ここから努力をして隣に座っている女の子に勝てる気がしないけど、プログラミング頑張ります。